総合型選抜(AO入試)の対策塾を選ぶとき、多くの塾が「無料体験」や「無料相談」を用意しています。

しかし、せっかくの機会を「雰囲気が良さそうだった」という感想だけで終わらせてしまうのはもったいないです。この記事では、無料体験・無料相談で確認すべき5つのポイントと、具体的な質問例を紹介します。

確認1:実際に指導を担当する講師と話せるか

無料体験や相談の場に出てくるのが営業担当だけ、というケースは珍しくありません。

入塾後に実際に指導を担当する講師と話せるかどうかを確認しましょう。

「実際に私を担当する講師の方とお話しすることはできますか?」

この質問に対して快く応じてくれる塾は、指導体制に自信がある証拠です。

逆に、「入塾後に決まります」「今日は営業担当のみです」という回答の場合は、講師の質を事前に確認できないリスクがあります。

また、可能であれば講師との会話の中で、総合型選抜(AO入試)特有の出願戦略や志望理由書の添削方針についても聞いてみると、講師の専門性をより具体的に判断できます。

確認項目 具体的な質問
担当講師の経験年数 「総合型選抜の指導は何年されていますか?」
過去の合格実績 「どの大学・学部の合格者を担当されましたか?」
指導スタイル 「添削はどのような形で行われますか?」
担当変更の可能性 「途中で担当講師が変わることはありますか?」

ポイント:講師の質は塾選びにおいて最も重要な要素のひとつです。無料体験の段階で実際の講師と話せない塾は、慎重に検討しましょう。

確認2:料金の全体像と追加費用

無料体験の場では、月額料金だけが提示されがちです。

年間でかかる費用の全体像を必ず確認してください。総合型選抜(AO入試)対策は長期にわたるため、途中で想定外の費用が発生すると家計への負担が大きくなります。

最初の段階で年間総額の見積もりを書面で出してもらえるか確認しておくと安心です。

以下の質問を準備しておきましょう。

  • 「入塾金はいくらですか?」
  • 「月額以外に発生する費用をすべて教えてください」
  • 「夏期講習や冬期講習は必須ですか?費用はいくらですか?」
  • 「添削回数に上限はありますか?超えた場合の追加費用は?」
  • 「退会する場合、違約金やキャンセル料はかかりますか?」
  • 「支払い方法は月額払いですか?一括前払いですか?」

注意:一括前払いを強く勧められる場合は要注意です。途中退会時の返金条件を必ず確認してください。

確認3:指導のカリキュラムと頻度

「どのような指導を、どのくらいの頻度で受けられるのか」を具体的に確認しましょう。

曖昧な回答しか得られない場合は、カリキュラムが体系化されていない可能性があります。

  • 「月に何回の授業・面談がありますか?」
  • 「志望理由書の添削は何回まで受けられますか?」
  • 「面接練習は月に何回行われますか?」
  • 「活動実績の設計に関するアドバイスはありますか?」
  • 「出願書類の最終チェックはいつ頃行われますか?」
  • 「カリキュラムはどの程度個別にカスタマイズされますか?」

総合型選抜の対策は、一般入試のように「テキストを進めていけばOK」というものではありません。

一人ひとりの志望校、活動実績、強みに合わせた個別対応がどこまでできるかが重要です。特に、出願時期から逆算してどのようなスケジュールで準備を進めるのか、年間の指導計画の具体例を見せてもらえるかどうかも判断材料になります。

確認4:合格実績の詳細

合格実績については、以下の点を具体的に質問してください。

  • 「合格率は何%ですか?母数の定義を教えてください」
  • 「合格者数は延べ人数ですか、実人数ですか?」
  • 「直近の年度の合格実績を教えてください」
  • 「志望する○○大学の合格実績はありますか?」
  • 「総合型選抜での合格に限定した実績を教えてください」

信頼できる塾の対応:合格率の算出方法を明確に説明し、延べ人数と実人数の区別も正直に開示する。志望校の実績がない場合も正直に伝えてくれる。

注意すべき塾の対応:「合格者多数」「実績あり」など曖昧な回答に終始する。具体的な数字を出したがらない。不都合な質問をはぐらかす。

確認5:入塾後のサポート体制

入塾した後、困ったときにどのようなサポートが受けられるかも重要です。

  • 「授業時間外に質問や相談はできますか?対応方法は?」
  • 「出願直前の集中的なサポートはありますか?」
  • 「総合型選抜で不合格だった場合のフォロー体制はありますか?」
  • 「保護者への報告や面談はありますか?」
  • 「同じ目標の受講生同士の交流の機会はありますか?」

特に「不合格だった場合のフォロー」は見落とされがちですが、重要な確認ポイントです。

一般入試への切り替えサポートや、他大学への再出願のアドバイスがあるかどうかは、安心感に大きく影響します。

加えて、日々の学習進捗をどのように管理・共有しているかも確認しておくと、入塾後のコミュニケーションがスムーズになります。

無料体験・相談を最大限活かすコツ

事前準備をする

質問リストを紙やスマホにまとめておきましょう。

当日は緊張して聞き忘れることもあるので、メモがあると安心です。

複数の塾を比較する

1つの塾だけで判断せず、最低でも2〜3つの塾を比較することをおすすめします。

比較することで各塾の特徴や違いが明確になります。

保護者と一緒に参加する

保護者の視点で気づくこともあります。

また、費用面の相談は保護者を交えた方がスムーズです。

即決しない

その場で入塾を決める必要はありません。

「持ち帰って家族と相談します」と伝え、冷静に判断しましょう。

よくある質問(Q&A)

Q. 無料体験に参加したら、必ず入塾しなければいけませんか?

A. いいえ、無料体験や無料相談に参加したからといって入塾の義務はありません。

体験後にじっくり検討する時間を取ることは当然の権利です。もし体験当日に強く入塾を迫られるような場合は、その塾の姿勢自体に注意が必要です。

Q. 無料体験はどのくらいの時間がかかりますか?

A. 塾によって異なりますが、一般的には60分〜90分程度が多いです。

事前に所要時間を確認し、質問の時間が十分に取れるかどうかも聞いておきましょう。時間が限られている場合は、この記事で紹介した確認ポイントの中から優先順位をつけて質問することをおすすめします。

Q. オンラインの無料相談と対面の無料体験、どちらが良いですか?

A. どちらにもメリットがあります。

対面では教室の雰囲気や通塾のしやすさを直接確認できます。一方、オンラインは移動時間がかからず、遠方の塾も比較対象に含められるため選択肢が広がります。

可能であれば、最終候補の塾には対面で足を運んでみるのがおすすめです。

Q. 保護者だけで無料相談に参加しても大丈夫ですか?

A. 保護者のみでの参加を受け付けている塾も多くあります。

費用面や指導体制など、保護者として確認したい内容を先に把握しておくことは有効です。ただし、最終的にはお子さま本人が講師や教室の雰囲気を確認する機会を設けることが望ましいです。

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碧推薦学院では、無料の受験相談であなたの状況を丁寧にヒアリングし、総合型選抜があなたに合っているかどうかを一緒に考えます。

2,000名超の受験相談実績があり、相談したからといって入塾を強制することはありません。

まとめ

  • 実際に指導を担当する講師と話せるか確認する
  • 月額料金だけでなく年間総額と追加費用の全体像を把握する
  • 指導の頻度・内容・個別対応の度合いを具体的に確認する
  • 合格実績は合格率・母数の定義・延べ/実人数の区別を確認する
  • 入塾後のサポート体制(授業外対応、不合格時フォロー)を確認する

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この記事は「総合型選抜 塾の選び方 完全ガイド」の関連記事です。

参考